四十肩・五十肩

~腕が挙がらない~

どんな状態なの?

​ 「腕が痛くて挙がらない」といえば四十肩・五十肩(=肩関節周囲炎、凍結肩、肩インピンジメント症候群など)の代表的な症状で、肩内部の深いところにある回旋腱板(かいせんけんばん)という靭帯にも似た筋肉群が何らかの原因により傷んだ状態と考えられています。

 回旋腱板が傷む原因としては、テニスや投球を行うスポーツでの酷使のみならず、外傷がなくても生じることから、腱板自体の変性(老化)やインピンジメントと呼ばれる骨同士の肩関節での”ぶつかり”が考えられています。

首~肩こり

よくある症状

①パソコンを使っていると肩が重い

②ストレートネックといわれた

③運転中に首を動かすのが辛い

④電車でつり革を掴んでいられない

⑤首の可動域が狭い(前後/左右)

⑥首に力を入れると頭痛がする

⑦よく寝違える

​⑧イライラしやすい

首こり・肩こり

 四十肩と呼ばれるような回旋腱板の損傷を伴う肩痛では、可動域が著明に制限されるのが特徴的です。逆に表層筋の過労が主な原因と考えられる首こりや肩こりなどでは、腕は痛いけれど頭上まできちんと挙げられるという違いがあります。

 回旋腱板に問題があるのかチェックする方法として(ボールは持たなくていいので)、投球動作をしてみるという方法があります。ゆっくりと振りかぶり(肩の外旋+外転)⇒投げる(肩の内旋)。もしも腕が挙がらなかったり、ストンと腕が落ちてしまうようなら回旋腱板に損傷がある可能性があるので、医療機関の受診をお勧めします(MRI)。

カイロプラクティック的アプローチ

 カイロプラクティックというのは”骨格の歪み”を取り除き、本来持っている自然治癒力を最大限に引き出す手助けを行う療法です。つまり断裂した腱板をくっつけるというのは整形外科的治療(手術)になるので、そういった状況にならないようにします。

 具体的には

①肩甲骨の左右高の調整

②鎖骨の左右高の調整

③頸椎カーブの調整

​などが挙げられます。骨格の調整といっても骨を押したり捻ったりするのではなく、周辺の筋肉群の緊張を取り除き、自然と骨格位置を戻すような技法になります。

​左肩の上昇(筋緊張)

​施術風景

参考文献

北海道大学医学部整形外科

末永直樹 三浪明男 鈴木克憲 高原政利

札幌社会保険総合病院整形外科

福田公孝(1993)

「肩インピンジメント症候群における肩峰下面及び烏口肩峰靭帯の病理組織学的検討」

The Shoulder Joint、Vol.17、№2.

東北労災病院整形外科

小松田辰郎 佐藤克己 成重崇

岩手県立中央病院整形外科

熊谷純

石橋病院整形外科

​石橋弘二(2001)

「腱板断裂を伴う肩関節拘縮の病態」

​肩関節、2001:25巻第2号.

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