高齢者の身体の特徴/カイロプラクティックと高齢者

体力の低下は避けられない

 ヒトの遺伝子的な最長寿命は約120歳といわれていますが、人類の約400万年の歴史の中で平均寿命が50歳を越えたのはここ数十年のことです。現在は一般的に65歳以上になると高齢者という区分になります。

 高齢になると身体面での機能低下が見られてきます。具体的に挙げていくと、

①速筋の萎縮(力が出ない)

②反応速度の低下

③視力の低下(老眼や白内障)

④味覚の低下(とくに塩味)

⑤聴力低下(とくに高音域)

⑥平衡感覚の低下

⑦胃酸の分泌減少(20歳代の4割程度)

​⑧一部記憶力の低下、注意力低下

⑨血圧調節が働きにくい(立ちくらみ)

​⑩肺活量の低下(20歳代の8割程度)

などがあります。

低下しない、または伸びてくる能力もある

 高齢になるにつれ、全ての能力が衰えてくるというわけではありません。成人の頃と機能が変わらないものには、

①​生理的欲求(食欲、睡眠欲など)

②よく慣れた作業(例:料理)

➂栄養所要量(必要な栄養素の量)

などがあります。

 

 高齢になると消化能力が落ちるのですが、栄養所要量や食欲は成人の頃とほとんど変わりません。そのため、血糖値を上げやすい糖質の摂取を抑えた食事を小分けに摂るなどの工夫が大切です。

 睡眠に関しては高齢になると体内時計の機能が低下するために浅くなり、寝不足感を訴えがちになるといわれています。しかし眠ってばかりいると活動性(刺激)の低下によって心身の機能低下を促進すると考えられています。

 知能に関しては、学習や経験に基づく結晶性能力は高齢になっても維持~蓄積されていきます(記憶力の低下から、新しい環境に適応する流動性能力は低下)。

 

生活の質 quality of life

​ 日本人の平均寿命の長さは現在世界トップクラスですが、寝たきりでない自立できる期間を指す【健康寿命】との差が7年ほどあります。医療費の増加や少子高齢化を踏まえ、健康寿命の延伸(アクティブエイジング)が近年の課題となっています。

 

 アクティブエイジングのために必要なこととしては、

①からだの健康を保つ

・規則正しい生活

・バランスの取れた食事を摂る

・適度な運動をする(日常活動含む)

・定期検診を受ける(早期発見と治療)

②こころの健康を保つ

・趣味をもつ

・周囲に関心をもつ

(思考することで脳が活性化する)

などが個人で行えることとなります。

 

当院で行えること

 高齢者(とくに女性)の場合、骨密度の低下から施術を受けて大丈夫なのか?という不安があるかもしれません。カイロプラクティックの施術によって骨折するというのは希ですが、強い動作によっては肋骨に骨折の生じる例があるので、当院では十分留意しております。

 また、当院ではドロップベッドという矯正補助機能付きの施術台を使用しているため、骨盤や背ぼねに加わる圧は一定でばらつきが生じにくいようになっています。また、骨盤や背ぼねは筋肉に覆われているので、普通は押した程度で骨折に至ることはありません。

  

腰痛の施術例(60分前後)

①症状の確認(発症時期、痛みの出る動作、痛みの部位など)

②トリガーポイント

(筋凝りをほぐします)

​➂骨盤矯正~その他ゆがみ箇所の矯正

 高齢者ではからだが活動している時に働く神経である交感神経が緊張しやすくなります。交感神経が緊張していると心拍数・血圧・血糖値などが上昇します。高齢者では血圧や血糖値が上昇しやすく、元に戻りにくいという特徴があります。また、心拍数が上昇している時というのは睡眠には適さない状態ですので、夜間に眠れない・すぐ目が覚めるといった​​状況を招く恐れがあります。また、眠れないと不安なことを考えて、精神面への悪影響が生じるかもしれません。

 カイロプラクティックやマッサージなどによる触刺激は交感神経の緊張を抑え、対の働きをする、からだの休息時に活動する神経である副交感神経を緊張させることが分かっています(血圧低下、心拍数減少)。そのため、肩こりや腰痛といった明確な主訴がある場合のみならず、健康維持に役立つのではないかと考えられます。

 

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