膝が痛い

ー変形性膝関節症ー

変形性膝関節症とは

 中年期以降、膝の痛みの代表的なものとして変形性膝関節症(骨の加齢変化)があります。膝のレントゲンを撮ると骨棘(こつきょく)という肥厚した箇所があるのですが、骨棘は肥満や高強度の運動など荷重ストレスによって生じやすくなると考えられています。また、女性の場合は骨粗しょう症によって骨密度が低下しやすく、関節の変形や膝の痛みを増強させる因子になると考えられていますが、関節の変形と膝痛は必ずしも一致しないという報告もあります。

脚の筋肉の重要性

 テレビや動画などで陸上中継を見るとよく分かるのですが、膝を動かす大腿の筋肉と、骨盤部を動かす臀部の筋肉はとても大きく、何メートルもジャンプできるようにそれだけ強い力が出せます。逆に使わないと、極端に言えば宇宙飛行士のように脚の筋肉は細くなり、肥満が加われば膝関節へのストレスがより強くなると考えられます。本来機能的に大きくて強い脚の筋肉を動かす(鍛える)にはウォーキングをはじめ、ジョギングやスクワットなど自体重を利用する運動が効果的と思われます。

O脚

​ 変形性膝関節症に伴い、O脚(内反膝)が生じてきます。20~40歳代の女性がよく「O脚です」といいますが、下肢の運動不足・凝り・ダイエットなどよる股関節の内旋/外旋で、膝の変形を伴わないものがほとんどだと思います。著しい変形を伴うO脚の場合、手術(人工関節)が行われる場合もありますが、基本的には保存療法(ウォーキングのような軽い運動、ストレッチ、体重の管理など)が第一に選択されます。

 当院で「O脚矯正」を行う場合は骨盤の後傾をなくし、それに伴って生じていた股関節の外旋具合を減少させることが矯正方法になります。膝周辺の筋緊張もやわらげ、足の開き具合を整えます。

​【膝への施術 整体カイロ】

腰痛との関連性 

 カイロプラクティックでは筋凝りの酷い箇所や関節痛などを局所で捉えず、身体全体においての関連性で考えます。具体的には腰痛との関連が挙げられます。変形性膝関節症の患者は半数ほど腰痛を伴い、骨盤が後傾していることが分かっています。骨盤の後傾があると下肢長差(リンク先参照)を招くことから、身体全身のバランスを保つために、膝や背中などあらゆる箇所に負担がかかってくると推測できます。

運動したいけれど…

 運動すれば良くなると言われても、「痛くて運動できない・悪化するのでしたくない・怖くて出来ない」といった場合もあるかと思います。運動すると辛くなるような状況の場合に手助けをするのが、自然治癒力を高めるカイロプラクティックの役割になります。筋肉は凝りが強くなると休息しても自力では緩まなくなるため(トリガーポイント化)、何らかのサポートが必要になってきます。

参考文献

 

阿部宙、戸田成昭、渡邊裕之、月村泰規、重田暁、斉藤良彦、松永篤彦(2016)

「変形性膝関節症患者の腰痛と立位矢状面アライメントとの関連」

第51回日本理学療法学術大会.

五十嵐三都男(1989)

「変形性関節症の成因-肥満と骨粗鬆症

 日関外誌(2).

加納克己(1997)

骨密度と運動歴との関連についての疫学調査研究-40歳以上の中高年の女性を対象にして」

民族衛生 第63巻 第1号.

​宮村季浩、木之下徹、浅香昭雄(1997)

「変形性膝関節症による疼痛とX線検査結果との関係-特に骨密度の関与について」

日老医誌.

 

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