自律神経の乱れ

-身体とのバランス-

自律神経失調症

 自律神経系(活動系の交感神経と、活動に備える働きをする副交感神経)は循環・消化・排泄などの内臓機能を意識せずとも行う神経です。例えば瞳孔が開いたり・鳥肌が立つのは交感神経の働きによるものです。

 自律神経はストレスや生活習慣の乱れ(例えば昼夜逆転の生活)などによってその機能が亢進または低下することがあり、バランスの崩れた状態を自律神経失調症といいます。症状は身体面と精神面の双方に見られ、肩こり・頭痛・動悸・よく眠れない・便秘や下痢などや、気力や集中力の低下・イライラしやすい・悲しかったり不安になる・体温調節の異常(ほてり)などが挙げられます。

 

 体性-自律神経反射(内臓反射)

 皮膚や筋肉・関節などに起こる感覚を体性感覚といいます。例えば圧迫された感覚や、温度感覚などがそれに当たります。これらは体性感覚神経によるものですが、自律神経を介して内臓にも影響を及ぼすことが分かっています。​例えば痛みにより怒りを覚えると(情動)、その情報が視床下部に伝わり、自律神経を介して血圧が上昇します(カーッとなる)。

 

 ラットを用いた実験では強い刺激や・さするような刺激の違いにより、カテコールアミンという俗にいうストレスホルモンが、それぞれ分泌されたり・あるいは抑制されることが分かりました。手技療法によって自律神経系を介して身体に影響を与える可能性のあることが科学的に分かってきています。

心身相関という考え方

 自律神経は脳の中にある視床下部という中枢神経によって調節を受けているのですが、視床下部は情動(激しい感情の動き)が起きた時にも働きますので、「感情⇒自律神経の働きの変化」という流れがあると考えられます。もう少し詳しく書きますと、まず大脳辺縁系という脳の深部で情動は起こるのですが、大脳辺縁系は視床下部と神経回路でつながっているため、情動(大脳辺縁系)⇒視床下部に伝わる⇒反応(自律神経系)という働き方が起こります。そのため、例を挙げると「精神的ストレス⇒心臓がドキドキする」というような身体反応が自律神経系によって起こります。

心身共に健康であること

 WHOの定義によれば、健康というのは単に病気や怪我をせず身体が元気であるということではなく、精神的にも健康であることが条件に含まれています。身体の不調(例えば痛み)は不快な気分をもたらします。不快な気分は自律神経に働きかけ、心拍数を上げ血管を収縮させ、結果的に血圧を上昇させたり胃腸の働きを遅くしたりします(高血圧は将来的に脳血管疾患や心疾患を招く危険因子と考えられています)。また、性格の特性が顎関節症と関連があるといわれています。

​【整体カイロで自律神経を整える】

参考文献

​鈴木はる江、佐藤昭夫

(2012)

『自律神経生理学』

​人間総合科学大学

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