• 平戸矯正院

もし腰痛になった時は

最終更新: 2019年3月22日

 今回は、腰痛になったときの過ごし方や対処法などについて、経験的寄りに書いてみようと思います(筆者自身が過去に腰痛になったことが、おそらく50回前後はあります…)。


 まず、腰痛になるということは心身に負担があります。仕事で座りっぱなしだった・立ち仕事で同じ姿勢を取り続けていた・慣れない運動をした・動きすぎた・睡眠不足が続いていた(疲れが取れない)等々。腰痛というのは姿勢を保つための筋肉(主に脊柱起立筋)に過負荷がかかってしまった状態と思われます。過負荷がかかってしまった状態というのは、使い過ぎによる神経伝達物質の減少・筋肉を構成する筋線維の活動電位伝導機能の低下・筋線維内の疲労物質蓄積などにより、結果的に機能低下を生じた状態のことで、筋肉の硬度が上昇します(いわゆるガチガチの状態)。





まずは安静

 腰痛になっているときは脊柱起立筋に急性炎症があると考え、まずは安静にします。炎症がある時はRICE処置といって、安静にして患部を冷やします。腰痛の時は湿布で冷やすべきか・温めるべきかの選択がありますが、冷やす時は患部がよほど熱っぽいとき(冷やすと心地良いとき)だけにした方が無難で、冷やしたことによって腰痛が増悪したり・出現することもあります(経験上)。熱っぽいときでも冷やすのは72時間程度までです。冷やすと血管が収縮して炎症の拡張を防ぎますが、筋肉の弾力性は失われます。


腰痛の時の過ごし方

 家事や仕事に関しては休んだ方が良いです。休めないことも多いと思いますが、その場合はコルセットを巻いたり・痛みの少ない姿勢で作業するなど工夫します。安静時の姿勢ですが、仰向けでの姿勢が最も背骨にかかる負担が少ないです(ナッケムソンの研究より)。寝返りをうつと腰が反るため、脊柱起立筋に負担がかかるので痛みが出ます。そのため「寝てても痛い」といって座りっぱなしでいたり・動いていたりすると増悪してきます(腰をかばうために膝や背中への負担が強まり、身体が全体的に強張ってきます)。痛みが強い場合や不安な場合、病院でレントゲンを撮ることを勧めます。腰椎分離症という疲労骨折がありますので、確認しておくべきかと思います。


回復具合について

 数日休んで痛みが改善してくれば良いのですが、何度も腰痛を繰り返していると治りにくくなってきます。推測ですが、動かさない期間が増えることと・血流が悪いため栄養不足になり、結果的に筋肉が弱くなるのではないかと思います(慢性腰痛化)。また、「動かなくても痛い」という場合は内臓の病気かもしれませんので、医療機関の受診をお勧めします。


 傷めてから数日経つと炎症が治まってきている筈なので、ストレッチ・軽い運動・マッサージやリラクゼーションなどで血流を促進して回復を促すと効果的です。







参考文献


丸田和夫 江口淳子 渡邉進(2006)

「骨盤傾斜が座位における体幹前傾動作時の脊柱起立筋および腹直筋活動に及ぼす影響」

川崎医療福祉学会誌 Vol.15 №2


政所和也 甲斐義浩 古後晴基 村田伸 岩瀬弘明 後藤昌史(2018)

「高齢者における僧帽筋の筋硬度が肩甲骨運動におよぼす影響」

Japanese Journal of Health Promotion and Physical Therapy Vol.8 №2


中奈央子(2005)

「心理的負荷における筋弾性と自律神経機能への影響」

口病誌 


鈴木はる江 佐藤昭夫(2002-2013)

『運動生理学』

人間総合科学大学


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