• 平戸矯正院

自律神経(心身相関)


無意識に働く自律神経系

 自律神経系は心筋・各種内臓・分泌腺・血管などに分布しており、無意識のうちに循環・消化・排泄といったホメオスタシス(恒常性)の維持に欠かせない働きをしています。自律神経系は脳や脊髄から出て自律神経節という中継所から末梢の臓器へと伝わる構造をしており、神経節より前を節前ニューロン、後を節後ニューロンと呼んでいます(節後ニューロンでは情報が統合・修飾されている)。さらに働き方によって2種類に分けられ、活動系の交感神経と休息系の副交感神経とに分けられます。例えば緊張して心臓がドキドキして汗をかいているときは交感神経の働きが優位になっていて、逆にリラックスしている時は心拍数が減少しています(副交感神経優位)。このようにして交感神経と副交感神経は拮抗的に働いています。


感情の影響を受ける自律神経系

 自律神経系が無意識のうちに身体の働きを整えているのは前述した通りですが、”こころ”の在り方によって自律神経系は働き方を左右されます。なぜかというと自律神経系の中枢は間脳の視床下部にあり、視床下部は情動脳と呼ばれる大脳辺縁系とつながりをもっていて、例えばストレスで激怒すると交感神経が働いて(アドレナリン分泌により)心拍を高めます。逆にリラックスしているときは副交感神経の活動が高まり、胃腸の働きが活発になります。





自律神経系と心身症

 心理・精神的なストレスによって、自律神経系を介して身体に不調が現れた場合を”心身症”といい、日本心身医学会の定義では「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、器質的ないし機能的な障害の認められる病態」とされています。具体的には本態性高血圧・起立性低血圧・気管支喘息・過換気症候群(過呼吸)・胃十二指腸潰瘍・拒食症と過食症・多汗症・顎関節症・自律神経失調症など多岐に及びます。心身症には肩こりや腰痛も含まれており、痛みは不快な情報であることから身体の不調が精神的ストレスとなり、そのストレスが自律神経系を介して身体の不調をさらに強めてしまうというような悪循環(身体⇔ストレス)を招いてしまうと考えられます。心身症の治療は一般内科のみならず、カウンセリング・行動療法・リラクゼーションなどが治療法として挙げられています。



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