• 平戸矯正院

気分障害

 気分障害とは

 気分障害(感情障害とも呼ばれる)には気分の落ち込み(うつ状態)とエネルギッシュな状態(躁な状態)があり、うつ病が代表的である。気分障害は7つに分類されている。

①躁病エピソード

②双極性気分障害(躁うつ病)

➂うつ病エピソード(軽症~重症)

➃反復性うつ病性障害

⑤持続性気分障害

⑥他の気分障害

⑦特定不能の気分障害

【ICD-10(WHOの国際疾病分類)による分類】


不定愁訴

 軽症のうつ病エピソードは不定愁訴(多岐の自覚症状があるが検査では異常がみられない)があり、身体症状が強ければその領域の科を受診することが多い。具体的な身体症状としては、疲れやすい・よく眠れない・食欲不振などがあり、神経症や自律神経失調症と診断されている場合がある。とくに不眠は出現頻度が多く、日内変動もみられる。精神症状には、意欲の低下・集中力低下・罪責感・自信の低下・悲観・自傷の観念などがあり、2週間以上続く場合はうつ病が疑われる。他に不定愁訴の代表的疾患として身体表現性障害がある。女性(若い頃から)に多く、神経・筋肉・消化器・呼吸器・循環器・泌尿器などに多彩な症状がみられるが、検査では異常が認められない。他に自らが病気だと思い込む心気障害などがある。


うつ病の予備状態

 うつ病の予備状態としては継続的な長時間労働があり、責任感が強く一人で仕事を抱えているような状態であり、仕事が一段落したタイミングでも陥りやすいとされる。日常で行えるチェックポイントとしては、適切な睡眠時間・食欲の有無・気分(いらいらしていないか/充実感はあるか)・職場や家族との人間関係が良好であるか、などがある。仕事以外の楽しみ(趣味)を持つことも重要とされる。


周囲の関わり方

 うつ病の回復期に希死念慮(死にたいという思い)が強まることが多い。独身や単身赴任はリスクとされており、人間関係のストレスが強く影響する。周囲の対応としては結論を急がずに話を聞き、『頑張れ』とは言わずにマイペースに出来るよう配慮することが必要である。励まそうと宴会を開くのは逆効果とされる。






参考文献

筒井末春・大谷純(2014)

『心身医学』

人間総合科学大学

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