• 平戸矯正院

コミュニティ心理学

最終更新: 2019年8月1日

 コミュニティ心理学というのは1960年代にアメリカで誕生した心理療法です。誕生した背景としては、当時の精神病院が悲惨な状況であったことや、人種問題などがあります。コミュニティ心理学では個人を「治す」という視点ではなく、個人と環境との適合を図るというアプローチが特徴的で、個人ではなく社会(環境)への働きかけを重点的に行います。例えば不登校問題の場合、その生徒に対して心理療法を行うのではなく、両親・教師・学級などを通して間接的に本人へ働きかける形で問題の解決を図ります(スクールカウンセラーのコンサルテーション業務)。



 また、問題の原因を特定の人物や出来事などに求めず、循環的に考えます。再び不登校を例に挙げますと...


A君:学校へ行く時間になると、お腹が痛くなり動けなくなる

母親:A君を病院に連れていき学校を休ませる

父親:学校を休んだことを怒る(夫婦喧嘩になる)

A君:両親の仲が悪くなるとお腹が痛くなる


このような形で円環的につながっていると考えます(原因=結果)。犯人捜しをせずに原因と思われる事柄を一つ一つ潰していき、結果的に問題の解決へと繋げます(ブリーフ・セラピー)。


 コミュニティアプローチの利点を挙げていきます。

・個人の内面を探らない(低コスト、早期解決)

・早期発見(予防的)

・大勢に対してのアプローチが可能(コンサルテーション)


デメリットとしては

・自身の内面を見つめたいクライエント向きではない

・学校や機関などと協働しないと成立しない

などが挙げられます。



 

 ストレスと腹痛は密接に繋がっています。ストレスは脳で感知されますが、その情報は自律神経(全身に分布している体調をコントロールしている神経)を介して腸管粘膜に伝わります。ストレスは自律神経を過敏に働かせるため、下痢や便秘を引き起こすことに繋がります。二十一世紀になってからは検査しても異常が無い便通異常(過敏性腸症候群・機能性便秘など)が増えており、精神的ストレスの増加がその背景にあると考えられています。

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